【開幕直前特集】北九州:J1へのチャレンジ。攻守に目指す『プラスアルファ』

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来年2017年の今頃、私たちはきっと新スタジアム(北九州スタジアム)の偉容を見上げながら、ここで繰り広げられる新シーズンに胸を熱くしていることだろう。謳い文句とも言える「臨場感」はどのくらいのものか。あるいは、初めて海にボールを蹴り込んでしまうのは誰か。いろんな想像や、妄想が仕事そっちのけで押し寄せてくるはずだ。

そんな話ができるくらいに工事は完成に向けて日々進み、北九州は今年2月19日に選手も参加しての現場見学会も行った。クラブハウスも主練習場そばの新門司アリーナに整備され、J1ライセンスが下りる可能性は高まった。果たして新スタジアムでJ1を迎えられるか。
柱谷幸一監督はそれがベストだとしつつも、今季はC大阪や清水など強豪ひしめくなかで自動昇格圏まで上り詰めるのは難しいという見方を示し、「現実的な目標としてプレーオフ圏内を目指していく」と話している。

14年シーズンで6位、15年は7位とプレーオフ圏前後の戦いをしてきた北九州。今シーズンも昨年までのベースを保ちながら、さらに本山雅志、池元友樹が前線にメンバー入り。中盤や後方ではいずれも長崎から、刀根亮輔、石神直哉、花井聖を補強した。これら5人の新加入はいずれも即戦力級。柱谷監督のスタイルに合う足元の技術のある選手ばかりで、プレーオフ圏への戦いに大きなパワーを与えてくれるだろう。さらに刀根や石神には北九州のウィークポイントだったクロス対応への強化という重責も担う。

基本的な布陣は昨季までの4-4-2と変わらない。ただ、「チームとして前めからやっていくというのは意識している」(井上翔太)という点が特に13年や14年シーズンとは異なる点。かつてはDFと中盤が身構えるようなディフェンスでボールを奪い、カウンターで少ないチャンスをモノにするような試合がほとんどだったが、昨季からは奪う位置が高くなったり、相手陣内でポゼッションしたりする機会が増えた。今年はさらに徹底してトライし、チャンスの回数を増やしていく。

加えて、美濃部直彦コーチがディフェンスの改造に着手。いくつかのルールを変えるなどして、相次いだクロスやセットプレーからの失点を防いでいく構えだ。その点に関しては詳述を避けたい。ぜひ開幕以降を見て、その変化を感じ取ってほしい。

懸念材料は北九州はキャンプを通してケガ人が続出したこと。開幕がここに挙げたフォーメーションどおりのメンバーで臨めるとは限らない。また、左サイドでは本山雅志と井上翔太が、ボランチでは加藤弘堅と花井聖らがポジションを争うなど競争も激しい。それでも誰が出ても同じようなサッカーができるだけの戦術の浸透は図れている。J1を目指すシーズンは、昨季までのサッカーを着実にやりつつ、前から行く、守備のやり方を見直すというプラスアルファの力で、6位以内を狙っていく。

   

   

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Reported by 上田真之介



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