〔ヤマザキナビスコ杯 GS 第1節:福岡vs.柏〕プレビュー:ナビスコ杯の初戦。新たな攻撃オプションを見いだせるか。

  • ヤマザキナビスコ杯
  • GS 第1節
  • 福岡
  • レベルファイブスタジアム
  • 2016年3月23日 19:00

2016Jリーグヤマザキナビスコカップのグループステージが23日から始まる。Bグループに入った福岡の初戦は、井原正巳監督がコーチとして6シーズンを過ごした柏との対戦だ。井原監督は「(レイソルは)指導者として成長させてもらったクラブ。選手もほとんど知っていますし、そういう相手とやれるのは非常に光栄なこと」と話す。その柏は、井原監督がヘッドコーチを務めた2013年を含め、ナビスコ杯で2度の頂点に輝いている。

しかし柏は、今シーズンのリーグ戦では、いまだに調子が上がらない。第4節を終えて、福岡と同じ勝点2で17位と沈んでいる。今シーズンはミルトン・メンデス新監督が就任したものの、第3節の試合直後に監督辞任を表明。下平隆宏ヘッドコーチが後任として引き継ぐことになった。

下平新監督の初采配となった前節の新潟戦は、前半こそ新潟に押し込まれて1点をリードされたが、後半は課題をキッチリ修正して主導権を握り、2-1に逆転する力強さを見せた。2得点はいずれも、左サイドからのクロスが決定機になった。アディショナルタイムで新潟に同点に追いつかれてしまい、試合の終わらせ方には課題を残したが、井原監督は「前線はタレントがいるし、サイド攻撃も含めてそこは柏のストロングポイント」と警戒する。

19日から30日までU-19日本代表のバーレーン遠征が、21日から30日までU-23日本代表のポルトガル遠征があり、両チームとも先発メンバーの入れ替えは必至。福岡は亀川諒史、金森健志、冨安健洋の3選手(邦本宜裕は不参加)、柏も中村航輔、中谷進之介、秋野央樹の3選手(中山雄太は不参加)が代表離脱する。

そういった事情もあり、これまで出場機会の少なかった選手がチャンスを得る可能性も高い。特に両チームともU-19代表を “チーム事情により”辞退した福岡の邦本、柏の中山はメンバー入りとなるか。邦本は開幕戦でベンチ入りし、84分に出場を果たしたが、井原監督は「鳥栖戦では全然ダメだった」と厳しい評価を下した。「もちろん、もっとやれると思っているので、あえて言っていますけど。プレッシャーの速さなどにも慣れて、次に生かしてほしい」と続けた井原監督。トレーニングではボランチに入ることが多い邦本だが、出場機会があれば「ゴールに関わりたい」とリベンジを誓う。

福岡は前節、ボランチのダニルソン、左サイドの為田大貴が初先発となった。特にダニルソンについては、中村北斗が「相手に挟まれてもファウルをもらってくれたり、相手をふっ飛ばして逆サイドに展開してくれたり、後ろはだいぶ楽になる」と話していたが、守備においても攻撃においても、安定感を高めてくれた。ダニルソンが中盤でもっとボールに関わるようになれば、福岡は新たな攻撃オプションを手にすることもできるだろう。ナビスコ杯でも連携面の向上を期待したい。

リーグ戦とは異なるカップ戦を、井原監督は「勝利にこだわりつつ、オプションも増やしたい。とにかく、上を目指したい」と見据えた。そして「若手の登竜門ではないけど、リーグ戦よりはチャンスが与えられると思うので、出場した選手は刺激を得ながら成長してほしい」(井原監督)と語った。今シーズン初勝利とともに、井原アビスパの新たな一面がうかがえるゲームになることを期待したい。

   

   

Reported by 新甫條利子



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