〔ヤマザキナビスコ杯 GS 第2節:川崎Fvs.福岡〕アウェイ戦プレビュー:リーグ戦で首位、4試合で12得点の川崎Fと対戦。粘りの守備から、一撃必殺なるか。

  • ヤマザキナビスコ杯
  • GS 第2節
  • 川崎
  • 福岡
  • 等々力陸上競技場
  • 2016年3月27日 15:00

27日に開催されるJリーグヤマザキナビスコカップのグループステージ第2節は、リーグ戦で首位に立つ川崎Fとアウェイで対戦する。リーグ戦では4試合で12得点と圧倒的な攻撃力を誇る川崎Fだが、23日のGS第1節は横浜FMとスコアレスドローに終わった。

同じく23日、GS第1節で柏と対戦した福岡は、前半に2点のリードを奪いながら、後半に追いつかれて2-2のドローとなった。これでリーグ戦4試合を含む5試合未勝利の福岡。しかし井原正巳監督は試合後「(柏は)非常に強いチームで、アグレッシブに行こうというなかで、ゴールを2つ奪えたのは非常に大きい成果」と前向きなコメントを残した。

前半から、ボールを保有する時間こそ少ないながら、DF濱田水輝によると「(バイタルエリアで)間を通されるシーンはあったが、前を向かせていないので怖くなかった」と、守備面では手ごたえがあった。福岡は今シーズンも堅守をベースに戦っており、守るときはブロックを形成してボールサイドに人を動かしながら、相手にポゼッションされても「ボールを持たせている」という感覚で、ゴール前で前を向かせない、はじき返すという徹底した粘りを見せている。

しかし特に第2節の横浜FM戦、ナビスコ杯GS第1節の柏戦と勝ち切れなかった2試合については、後半になって徐々にディフェンスラインが下がり、相手に押し込まれることでサイドのMFを含めた7枚がディフェンスラインに吸収されて守備に走らされる時間が長かった。相手の大きなサイドチェンジにも対応できず、たとえボールを奪っても、奪う位置が低すぎることと、体力的な面で、前へ出ていく推進力が生まれないまま、再びボールを奪われる展開から、相手の同点弾を許してしまった。

カップ戦ということで、新戦力や若手を起用する場でもあると思うが、それとともに、チーム力を高めるためのチャレンジもしてほしい。たとえばディフェンシブな時間帯で、思い切ってリスクを背負ってでもラインを押し上げて前へ出てみることや、これはFW平井将生が話していたことだが、サイド突破だけでなく、「ウェリントンの足元にパスを入れて、中央を縦に突破する」など、もう一歩進化したアビスパのスタイルに挑んでほしい。そういった新しい攻撃オプションで、平井自身の今シーズン初ゴールも期待したい。

川崎FはA代表に選出されたFW小林悠、U-23代表に選出されたDF奈良竜樹、MF大島僚太、原川力と主力が抜けているうえ、3年連続得点王のFW大久保嘉人も出場は微妙で、リーグ戦ほどの攻撃力はないかもしれない。しかしメンバー6人を入れ替えて臨んだGS第1節の横浜FMでも、特に前半はボールを支配し、高い攻撃力を見せていた。なかでもJデビュー戦となったMF長谷川竜也のように、トップから下がった位置で動き回り、パスをつないで打開できる選手に対して、どうプレッシャーに行くのか、追い出すのかという判断は、難しくなってくるだろう。そういったときに福岡が、どのような共通認識とチャレンジで守り抜くかが見どころだ。

第1節を終えただけだが、ナビスコ杯のグループ順位は2位タイ。勝敗の部分でも粘りを見せ、ノックアウトステージへの進出を実現できるか。川崎F戦も守備の時間は長くなりそうだが、集中して守っていれば、必ずチャンスは訪れる。その一撃で、リーグ首位を撃破したい。

   

   

Reported by 新甫條利子



広告のごあんない
ニュース 月別アーカイブ 最新のニュース サイト内検索



  • trinita.eye
  • kumamoto football journal
  • オラデジ