〔J1 1st 第8節:福岡vs.G大阪〕レポート:粘り強く守り続けるも、「洗練されたボールの動かし方」(井原監督)がジャブに。

  • 試合後の記者会見で「九州代表として、いいゲームをして勝ちたかった」と話した井原監督
  • 明治安田生命J1
  • 1st 第8節
  • 福岡
  • G大阪
  • 79分 宇佐美貴史(G大阪)
  • レベルファイブスタジアム
  • 2016年4月24日 13:04

G大阪をレベルファイブスタジアムに迎えた1st第8節は、0-1で福岡が敗れた。福岡はリーグ戦未勝利が続いているが、井原正巳監督は「九州代表としていいゲームをして勝ちたかったが、ガンバさんという強豪相手に、チャレンジ精神を持って最後まで戦う姿勢を見せた」と、選手たちを労った。

福岡は前回のリーグ戦(第6節)と同じスターティングメンバー。G大阪は前線の宇佐美貴史、アデミウソン、長沢駿をスターティングメンバーから外し、パトリックと大卒ルーキー・呉屋大翔の2トップを採用した。中盤はダイヤモンドの形にし、底に入った今野泰幸が福岡のFWウェリントンをDFと挟み込む形でケアした。

G大阪の今野が中盤の底にいることで、福岡はウェリントンへの効果的なロングボールを入れられず、攻め手を欠く。それでも前半は、3バックの中央に入った堤俊輔を中心にDFラインを高い位置に押し上げ、コンパクトな形で相手にプレッシャーをかけ、G大阪に決定機を与えなかった。「ラインを下げると失点の可能性が高まると思ったので、強い気持ちで押し上げることを意識した」と堤。福岡にとって、守備では手応えのある前半だったが、攻撃ではウェリントン対策と、左サイド・亀川諒史の前への推進力を奪うG大阪の術中にハマった。前半、福岡は10本のフリーキックを獲得したが、シュートはそのうちキム・ヒョヌンのヘディングシュート1本だけだった。

スコアレスドローで折り返し、後半はG大阪が、シンプルに福岡のDF背後を狙い始める。51分にはG大阪のFWパトリックが背後でボールを受けてカウンターに。ゴール前で福岡のDFキムと1:1になった呉屋が、シュートに持ち込もうとするが、これはキムがクリアする。57分には、MF阿部浩之のカットインからG大阪に決定機が訪れ、こぼれ球をパトリックが胸トラップで落とし、阿部、最後は呉屋のシュートとゴールに迫ったが、福岡のGKイ・ボムヨンが右手1本ではじき出す。

後半15分を過ぎたころから、気温20℃を超えて蒸し暑いコンディションもあり、両チームの運動量が落ち始める。67分にはG大阪が呉屋に代わり宇佐美を投入。福岡も68分、金森健志に代わり坂田大輔を投入する。その約10分後、まずは福岡が左サイドで亀川、坂田とつないで起点を作り、ゴール前に走り込んだ城後寿がコーナーキックを獲得。これが決まらず、攻守が移った79分、パトリックが再び右サイドで裏を取ってパスを受け、阿部を経由して、最後は逆サイドで構えていた宇佐美が右足一閃。これが決勝点となった。井原監督は「あそこで代表選手が出てくるガンバさんとの差を見せつけられた」と肩を落とした。

試合後のミックスゾーンでは、福岡の金森が「先に点を取れていればプラン通りだった」と話し、G大阪の丹羽大輝も「ボールを動かしながら相手も動かせば、後半(相手の)足が止まると思っていた。その通りに相手の足が止まって得点できたので、ゲーム自体はプラン通り」とコメント。この2人の言葉が象徴するように、お互いに相手の長所を消しながら、どちらに先制点が入るかという五分五分のゲームではあった。しかし結果的には、前半から「洗練されたボールの動かし方」(井原監督)でジャブを打ったG大阪が、最後にエースで仕留めるという、福岡にとっては「力の差を見せつけられた」(井原監督)ゲームになった。

福岡は次節、29日に敵地でFC東京と対戦する。

   

   

〔J1 1st 第8節:福岡vs.G大阪〕各種コメント・試合前写真

〔J1 1st 第8節:福岡vs.G大阪〕プレビュー

Reported by 新甫條利子



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