〔J2第10節:讃岐vs.北九州〕アウェイ戦プレビュー:度重なる雨、「地固まる」への序章となるか

  • 明治安田生命J2
  • 第10節
  • 讃岐
  • 北九州
  • Pikaraスタジアム
  • 2016年4月29日 13:00

 ここまで苦戦している理由のひとつがケガ人の多さだが、前節後に柱谷幸一監督が「18人しかいなくて紅白戦もできない状況もありましたから、その時期から考えるとチームは確実に上昇気流に乗り始めている」と話したように、上向き傾向なのは確か。小松塁、星原健太らが確実に本来のコンディションを取り戻してきている。

 メンバーが戻ってくることで当然ながらコンビネーションにも変化が出てくる。また、北九州は2節前からは前のめりにボールを奪いにいく姿勢を諦めて、引き固めたディフェンスにシフトチェンジしているが、この戦術を浸透させるためにはしっかりと練習を積み重ねたいところ。しかし水を差しているのが天気。先週も豪雨でトレーニングメニューの変更があった。そして今週も試合2日前の27日が強雨と強風に見舞われ、戦術のシミュレーションを挟むことなく紅白戦を行ったのみで練習を切り上げた。

 引き固めた守備からのカウンターというスタイルは2年前とほぼ同じ。そのため当時の経験がある選手たちは、「(雨の)影響はないわけではない」(風間宏希)と微妙な表現にとどめたが、11人中の何人かの『未経験者』にとっては全く歓迎できない空模様。前節は1点を取り返そうとしての失点だったが、C大阪戦は引き固める中での失点を喫し2年前ほどの堅さは見られなかった。それは2年前の再浸透が道半ばだということ。この短い練習期間、この雨の中、いかに意思統一を図れているかが試される試合になる。

 讃岐戦に燃えているのは、香川県出身の多田高行だ。24日の福岡大との練習試合では長短のスプリントを繰り返してボールを受け、存在感を示した。多田は公式戦でのゴールが遠ざかっていることを悔やみ、「フリーランで入っていくというのは自分の持ち味。思い切りの良さというのを見てくれていると思うので、そこは出したい」と意気込み熱く語る。

 主力どころの復帰も予想され、大型連休中の連戦を十分に乗り切るだけの選手は揃いそうだ。バックアッパーの突き上げもある。あとは戦術をしっかりと合わせていくだけ。勝ちを目指して心ひとつに戦いたい。

   

   

Reported by 上田真之介



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