〔J2第15節:熊本vs.町田〕レポート:内容ではさらに前進も勝点獲得ならず、リーグ復帰後3連敗。

  • 試合後、険しい表情でメディアの質問に応じる清川浩行監督
  • 明治安田生命J2
  • 第15節
  • 熊本
  • 町田
  • 29分 鈴木孝司(町田)
  • 76分 鈴木孝司(町田)
  • ノエビアスタジアム神戸
  • 2016年5月28日 19:33

 前節の柏での水戸戦に続き、神戸での開催となったホームゲーム。試合運営に携わった神戸のスタッフやボランティア、また岡山から駆けつけたボランティアスタッフ、さらには神戸をはじめとした他のクラブのサポータの支えもあって行われたなか、熊本は立ち上がりから優位に試合を進めたが、0−2で町田に敗れた。これでリーグ戦に復帰して3連敗、また地震による中断前から含めると5連敗となった。

 このゲームでは前節欠場した清武功暉が先発に復帰。また右サイドバックに黒木晃平、ボランチにはキム・テヨン、右サイドのMFに中山雄登が先発出場。フォーメーションも前節の3バックから再び4−4−2に戻してキックオフを迎える。
 序盤、町田がやや引き気味のブロックを敷いていたこともあり、少しずつボールを握りながらペースをつかんでいった熊本は、ワンタッチを意識した黒木のクロスなどから形を作っていく。町田にボールを持たれる場面でも、出足良く寄せて中島裕希と鈴木孝司にボールを納めさせず、中盤のセカンドボール争いでも優位に。そうして攻撃に切り替え、相手ボックス内にボールをつける回数も前節までの2試合と比べ多くなっていたが、最後のところでのズレもあって先制できない展開。
 すると29分、右サイドのライン際から町田の左サイドバック松本怜大に持ち込まれ逆へのサイドチェンジを許すと、鈴木崇文のクロスから鈴木孝に合わされ失点。押し込んだ前半にも関わらずビハインドを負ってゲームを折り返す事になった。

 後半、まずは55分に「スピードのある選手を入れて攻撃を活性化したい」(清川浩行監督)という狙いで中山を下げて嶋田慎太郎を投入。また68分には平繁龍一から巻誠一郎と攻撃のカードを切って攻勢に出る。
 実際、65分以降は左右から立て続けに中央へラストパスが入るようになって決定機を作ったが、いずれも枠を捉えきれない。すると76分、右からのクロスがゴール前で浮いたところをクリアできずに拾われ、再び鈴木にゴールを許して2点差に。その後はアンデルソンを送り出し、キムを最終ラインに下げて左右サイドバックを押し上げる形にシフトしたが得点には結べず。内容では決してひけを取らなかった一戦だったぶん、前節、前々節以上に悔しい敗戦となった。

 失点場面にフォーカスすれば、水戸戦での失点同様、一瞬の隙を突かれた恰好で、結果的にはその場面で集中を欠いたこと、あるいは寄せの甘さなどが原因として浮かび上がる。こうしたシーンはどんなゲームでもあることだが、それをしっかり抑えるか、あるいは攻撃時であれば逃さず決めるかが、結局は勝敗を分ける。
「もう3試合目なのでコンディションどうこうじゃない」(園田拓也)状態まで戻ってきたからこそ、「チーム全体としてもう1回、原点に立ち返って」(清武)、結果を求めたい。状況は厳しいが、ゲームを重ねることで内容やパフォーマンスは着実に前進している。諦めず「前を向いて」(岡本賢明)、さらに細部にこだわって、進んでいくだけだ。

   

   

Reported by 井芹貴志



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