〔J2第22節:山口vs.北九州〕アウェイ戦プレビュー:ダービーフラッグは海を渡るか。維新公園で雪辱戦

  • 前回対戦では山口がダービーフラッグを掲げた。写真は北九州市出身で山口でプレーする島屋八徳
  • 明治安田生命J2
  • 第22節
  • 山口
  • 北九州
  • 維新百年記念公園陸上競技場
  • 2016年7月10日 18:00

いよいよ後半戦が始まる。北九州は、山口市の維新公園に乗り込んで8位山口と対戦する。いわゆる「関門海峡ダービー」。第2節で敗れ関門海峡を渡ってしまったダービーフラッグを取り戻す試合だ。

北九州としては2ゴールを挙げた前節後半のような戦い方をしたいところ。キャプテンの前田和哉は「後半みたいに前から行って連動する。サイドハーフ、サイドバックも付いていく。そういうところだと思う。前半からもっともっとやらないといけない」と指摘する。守備から入るという意識が高すぎるあまり、ポジションとしての重心というよりは、メンタル的な重心が下がってしまっていることは懸念材料になっている。

ただ、前半を耐えることで相手に隙が生まれ、後半の巻き返しに繋がっていることも否めない。先制後にひっくり返されるゲームが続いていたことも慎重な立ち上がりを助長する。果たしてシーズンの残り21試合で前のめりなパスサッカーを体現するか、あるいはブロックを敷いたカウンターサッカーに活路を見出すのか。十分に両パターンを行いうる戦力があるだけに、後半戦の戦い方に一定の方向を固められるか、判断をするには格好のゲームになる。

チームとしての苦悩があれど、「ゴールを取ることを貪欲に」と前を向くのは原一樹だ。前節はカウンターからの一撃と、前線に人数を割いた中での逆転弾。2パターンどちらへも対応できる自力を示した。その貪欲さで自身の今季10ゴール目、そして3試合連続ゴールをもぎ取りたい。今季始まる前に、右サイドバックの星原健太は「いいときは前2人で決めることができている」と話していたが、まさに前線に活力が戻ってきたことはポジティブな材料と言えよう。

守備か攻撃かのリズムを、いつ、どう作り出すか。その点で観たときには、清水商出身の風間宏希と庄司悦大(山口)というボランチ対決も楽しみ。ともに独特の感性を持ち、日本人離れした落ち着きとゲームコントロール力を持つ。守備からゲームに入ったとしてもスイッチを入れるのはボランチの縦パスだ。対戦を「特に意識していない」(庄司)というが彼らの勝負は見どころ。両ボランチのポジショニングやゲームを動かす巧みさは、これからサッカーに深く入っていこうとする子どもたちにも勉強にもなるだろう。

北九州はダービーフラッグを取り戻すと同時に、チームとしては3連勝を飾り浮上を目指す戦いになる。立ちはだかる山口は8位でプレーオフ圏内を見据える。勝利を追いかける好ゲームを期待したい。

   

   

Reported by 上田真之介



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