〔J1 2nd第6節:福岡vs.仙台〕レポート:坂田の同点弾で好調仙台から勝点1。「これを貴重な勝点1にしなければいけない」(三門)

  • 「残留という目標に向けて、可能性がある限り戦う」と語った井原監督
  • 明治安田生命J1
  • 2nd第6節
  • 福岡
  • 仙台
  • 36分 ウイルソン(仙台)
  • 57分 坂田大輔(福岡)
  • レベルファイブスタジアム
  • 2016年7月30日 18:34

試合終了とともに、スタジアム全体からため息が漏れた。先制された福岡は、57分に坂田大輔の6年ぶりのゴールで同点に追いつき、スタンドからの声援を追い風に猛攻を見せた。しかし逆転することはできずに、試合が終了した。連勝中と好調な仙台から奪った勝点「1」は、今後の残留争いにどう影響するのか。そんな憂慮すべき背景が、歓声をため息に変えたのかもしれない。

2ndステージ初先発の末吉隼也は「引き分けはいらない。勝点3を狙い続けないといけない」と厳しい表情だった。試合は前半から、福岡の前への意識が高かった。8分には、中盤でボールを奪った末吉が素早く前線へ送り、坂田がペナルティエリア内に持ち込んでシュート。仙台のゴールネットは揺らせなかったが、立ち上がりから決定機を作った。一方、仙台は両サイドを崩して決定機を演出。27分には右サイドで受けたハモン・ロペスがペナルティエリア内でシュート。これは福岡のGK神山竜一が何とか弾き出した。

先制点が生まれたのは36分。仙台の三田啓貴と奥埜博亮がコンビネーションで右サイドを崩し、オーバーラップしていた右SBの大岩一貴に預けたボールをワンツーで受けた奥埜がクロス。これを2試合連続ゴール中のウイルソンが福岡のゴールにねじ込んだ。渡邉晋監督も「サイドバックがボックスに入って、3人目、4人目が関わるという非常に素晴らしいゴールだった」と評価。福岡にとっては先制され、厳しい展開となった。

しかし後半も、福岡は怯むことなく挑んだ。この試合のポイントの一つは、FWウェリントンがいない状況で、どうビルドアップして攻撃を組み立てるか、ということだったが、その点でもチームとしての挑戦が見られた。三門雄大は試合の数日前、「ディフェンスラインがボールを持ったとき、早い段階で2人のセンターバックが開いて、ボランチが受けに来るスペースを作らなくてはいけない」と、ビルドアップでの課題を話していた。その状況をCBの濱田水輝とキム・ヒョヌンが作り出し、末吉も「(相手が)前から来ているなかでも、それをいなして攻撃に展開することはできた」と手応えを口にした。

同点弾は、城後寿のロングスローから生まれた。57分、右サイドからの城後のスローインが、仙台のハモン・ロペスの頭上を越えた。「城後のスローインがそれまでにも2、3回あって、距離も十分に出ていて、あそこに落ちているのを見ていたので、意識はしていた」と予測した坂田が、相手DFとの駆け引きを経て、ボールの落下地点に抜群のタイミングで入った。井原監督は坂田の先発起用について「経験値」を一つの理由に挙げていたが、まさにFWとしての経験値が、同点弾につながった。

その後は福岡の勢いが勝った。71分のカウンターでは、金森健志が深いところまでドリブルで運び、スタジアムが大歓声で沸いた。85分にはケガから復調したウェリントンが入り、ロングボールからウェリントンを起点にゴールに迫った。しかし、決定打がないまま、試合が終了した。

福岡にとっては、収穫もあるゲームだっただろう。しかし、残留争いで生き残るためには、勝点3が必要だった。試合後、三門は「これを貴重な勝点1にしなければいけない」と語った。残留ラインまで勝点差「4」。厳しい状況は続くが、可能性はまだ、消えていない。

   

   

〔J1 2nd第6節:福岡vs.仙台〕各種コメント・試合前写真

〔J1 2nd第6節:福岡vs.仙台〕プレビュー

Reported by 新甫條利子



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