〔天皇杯2回戦:福岡vs.山口〕プレビュー:J2山口の「効果的な縦パス」を警戒。粘り強く勝ち切れるか

  • 天皇杯
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  • 山口
  • レベルファイブスタジアム
  • 2016年9月7日 19:00

4日のJリーグYBCルヴァンカップから中2日で迎える天皇杯2回戦は、今季J2に昇格し、現在J2で7位とプレーオフ進出をにらむレノファ山口と対戦する。福岡は天皇杯1回戦でJ3の鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、7-2と大量得点で勝利、山口は東海大熊本と対戦し、4-0と完封勝利で勝ち上がった。ともに今週末にはリーグ戦を控えており、ルヴァン杯から中2日と超過密日程をこなす福岡は、メンバーを大幅に入れ替えて臨むことになりそうだ。

対戦する山口について、井原正巳監督は「守から攻への切り替えが速く、リスク管理もしっかりしている。(攻撃では)パスワークから華麗なコンビネーション含めて素晴らしいものがあり、引いている相手に対しても、うまくおびき寄せながら縦パスでスイッチを入れる形がある。いかに中央を閉めながら、3人目、4人目と絡んでくる選手を抑えられるかだと思う。まずは効果的な縦パスを入れさせないことが大事」と話した。

井原監督の言葉の通り、山口のパスワークのどこを狙い、そこから縦のスピードを生かした攻撃につなげるかが、福岡のテーマだ。逆に山口にとっては、チームスタイルを貫きつつ、前線の突破力がある福岡のカウンターに対し、どのようにリスク管理していくかがポイントになるだろう。

福岡は攻撃の要であったFWウェリントンが約2カ月復調せず、攻撃の新しい形を模索することにやや時間がかかった。しかしここに来て、ゼロトップというシステムのなかで前線の個性を生かす形が浸透しつつあり、リーグ戦とはメンバーも対戦相手も異なるが、8月28日の天皇杯1回戦では7得点とゴールを量産することにつながった。

天皇杯2回戦も、このときのメンバーが中心になりそうで、攻撃ではどれだけ人とボールを動かせるかがポイントになるだろう。1回戦でキーマンになった中原秀人は「自分が裏に抜けるよりは、自分とクニ(邦本)が下りて、サイドMFが入るスペースを作ること」と攻撃のイメージを語る。また、リーグ戦でセットプレーからの失点が多い山口に対し、セットプレーからの得点を得意とする福岡は、できるだけ攻撃時に深いエリアまで押し込み、CKやFK、さらに好位置でのロングスローを獲得して得点機をうかがうことも重要になるだろう。

リーグ残留という点では厳しい状況にある福岡だが、天皇杯を起爆剤にし、リーグ戦の残り7試合、最後まで残留をかけて戦い抜きたい。「普段出ていない選手が(天皇杯で)しっかりとアピールする、または結果を出すことでチーム力はアップする。その先のリーグ戦にも間違いなくつながってくるので、総力戦で戦って、良い方向につなげたい」と井原監督。1回戦のように圧勝することは難しい相手だが、粘り強く、勝ち切るゲームを見せてほしい。

   

   

Reported by 新甫條利子



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