〔J2第33節:京都vs.北九州〕アウェイ戦プレビュー:攻撃陣が活性化。今度こそ得点を

  • 明治安田生命J2
  • 第33節
  • 京都
  • 北九州
  • 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
  • 2016年9月25日 17:00

リーグ戦では3節前、8月21日の熊本戦で6得点と爆発したが、それが遠い過去のようになってしまった。実際に9月に入ってからの公式戦は、天皇杯で徳島に0-2。リーグ戦が再開しても徳島とC大阪にいずれも0-1で敗れ、無得点の試合が続く。

判断が難しいのは、得点を取ることに集中するか、失点を減らすことに力点を置くかという判断。ただ、北九州は4-2-3-1というシステムを採用し、DFとMFで構成する2列フラットの網をあえて破棄した。それは得点への意欲の表れと見ていいだろう。「トップ下」という新たなポジションでは本山雅志という職人が十分な役目を果たす。

北九州は今週、紅白戦ではメンバーをシャッフルしていくつもの組み合わせを試した。ラストパスを引き出してゴールに向かうフィニッシャーは、試合では原一樹が担っているが、小松塁の復帰やロドリゴのフィットで選択肢の幅は広がっている。柱谷幸一監督は「塁(小松塁)が戻ってきて前にパワーは出る。(前節は)一人でやりすぎた感じはあったが、点を取ることは必要なのでプレーできたことは良かった」と話したほか、ロドリゴには「一番評価されるのは点を取ることだ」と檄を飛ばした。

攻撃面でもう一人、頼もしい存在がいる。鹿屋体育大在籍中で北九州の特別指定選手となっている右サイドバック、福森健太だ。高校まではサイドハーフでもプレーし、攻撃意欲の高い選手。「試合に出たいという思いは強い。アグレッシブに運動量を出してクロス、というのが自分の持ち味。運動量をどんどん出し、自分の良さは常に出してきたい」という熱い思いで練習に励む。今年、北九州は右サイドのストロングポイントが生かしきれていないだけに、福森ら若手の突き上げや実際の試合出場によって右サイドが再開花するか注目しておきたい。

とはいえ、京都とも難しいゲームになる。昨季まで北九州にいた大嶽直人コーチがいること、それにキャンプ中から対戦していることなどを考えれば、京都の北九州へのスカウティングは十分すぎるものになっているだろう。それだからこそ、システムを変えたり、データにはない選手を暴れさせたりして、得点を追いかけ続けなければなるまい。打てるならば大胆な策で臨んでもよいはず。はたしてどんな妙案を現体制が難敵相手に持ち出すだろうか。

気がかりなのは芝の養生のため主練習場の新門司球技場(天然芝)が使えず、本城や新門司の人工芝グラウンドを使っていること。本城運動場は地面が堅く、「いつも使っていれば良かったが」と慣れないピッチからの負担を吐露した選手もいた。もちろんケアはきちんと行っているため試合への影響は限定的だろうが、新門司が使えている時も週1回くらいは本城を使った方が良かったのかもしれない。本論にはほとんど関係ないがこの点を指摘し、今節の筆をおくことにする。

   

   

Reported by 上田真之介



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