〔J2第42節:山形vs.北九州〕アウェイ戦プレビュー:残留へのラストマッチ。絶対条件は「勝点3」

  • 取材に応じる原一樹(18日、新門司)
  • 明治安田生命J2
  • 第42節
  • 山形
  • 北九州
  • NDソフトスタジアム
  • 2016年11月20日 14:00

 試合2日前の18日。前日までの快晴から一転して寒風吹く天気になったが、新門司の練習場にはサポーターがいつもよりも多く訪れて勝利を目指すチームを見守った。テレビや新聞各社も取材に訪れ、チームを見続けてきた記者らの質問も熱を帯びた。

 残留するには最低限、勝たなくてはいけない。その上で岐阜の「引き分け」か「負け」が必要となるが他会場の結果にコミットすることはできないので、まずは、他会場に目を向けることなく自分たちが勝つことに集中したい。

 もちろんゴールなくして勝利なし。原一樹はどのような形であれゴール奪取にこだわる姿勢を示し、鋭い目つきでこう話した。「相手ばかりを気にしすぎれば(自分たちの)やり方が変わってくる。そうではなく、どれだけ自分たちがゴールを取り、自分たちのゴールを守るかだ」。未だかつてない苦境に立たされるチーム。個人としてもケガで不本意なシーズンだっただけに、救う覚悟を持って未来を見据えるゴールを狙っていく。
 西嶋弘之は「先制されるとメンタル的にも厳しくなるので、こちらが取るということを考えて粘り強く守備をしていきたい」と語り、原らが成し遂げるだろうゴールをバックアップする。また、「絶対に、絶対にギラヴァンツを落とすわけにはいかないと思っている。気持ちを入れて、全力で勝点3に向けてやっていきたい」と語気を強めた。

 山形は中盤のアルセウを出場停止で欠くものの、前線に個の力がある大黒将志、ディエゴを揃え、得点力は高い。石﨑信弘監督の退任も決定し、山形最後のゲームに懸ける監督、選手たちの思いも強いだろう。こうしたホームのモチベーションに負けることなく、戦い抜きたい。
 懸念されていたのは現地の気温だったが、本稿執筆時点で気温が17度まで上がるという予報も出ている。これは山形のここ数日の中では5から10度ほど温かく、寒さというもう一つの敵とは戦わなくて済みそうだ。

 毎試合のことにはなるものの、鍵を握るのは西嶋の指摘のとおり先制点。今節が何も懸かっていない試合であれば『原と大黒のフィニッシャー対決』を楽しみな要素として注目したいところ。だが、今はそうではない。いかに大黒への供給を絶ち、入っても身体を張って踏ん張り、そして奪ったボールを早く自分たちのストライカーへと繋げられるか。先制点を追いかけてチームの総合力、一つになる力が求められる。

 新スタジアムからはすでに重機の槌音ではなく、完成を目前に控え、どちらかといえば軽やかな音が響くようになった。新たなる舞台を、白抜きエンブレムのリーグでスタートしてはならない。強い意志を胸に抱き、勝点3を必ず掴み取る。

   

   

Reported by 上田真之介



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