〔J2第42節:C大阪vs.熊本〕アウェイ戦プレビュー:ラストゲーム。

  • 17日、今シーズン最終戦に向けた練習に臨む選手達。非常にピリピリした雰囲気でのトレーニングとなった
  • 明治安田生命J2
  • 第42節
  • C大阪
  • 熊本
  • キンチョウスタジアム
  • 2016年11月20日 14:00

 前節のホーム最終戦で岐阜に勝って残留を決めた熊本は今週末、C大阪との最終節に臨む。とにかく苦しかった今シーズンだが、1−5と大敗した前期のリベンジを果たすだけでなく、良い形で1年を締めくくり、そしてまた来シーズンへと希望をつなぐ意味でも、勝点3を持って帰りたい。

 対するC大阪は、勝点75で4位。3位の松本と勝点差6、5位の京都とは勝点差9で、このゲームに勝っても負けても順位は変動せず、プレーオフ準決勝をホームで戦うことが決まっている状況。もちろんホームでのリーグ最終戦という面ではモチベーションも高いはずだが、引き分け以上でプレーオフ決勝に進めるという条件も考慮し、「負けない」戦い方をシミュレーションすることも考えられなくはない。そうした意味では熊本にとっても、ここまで戦ってきたリーグ戦の1試合とは少し違った難しさがある。

 とは言え、無事に残留を決めたことで「選手達が背負っていたものが取れた」(清川浩行監督)のは確か。状況的には「上にも行けるが、また順位が下がる可能性もある」(園田拓也)なかで、ここまで取り組んできたアグレッシブなサッカーを見せたい。
 ポイントとなるのは守備の連動と切り替えだ。

「1人1人が上手いので、バラバラに(奪いに)行くと外される」(園田)ため、いかにグループとして対応できるか。そうして守備でペースを握ることで「0−0の時間が長くなれば、相手が焦れることでチャンスが出てくる」と佐藤昭大。ボールへのチャレンジとそれを受けての周囲のカバー、ポジション修正を怠りなく繰り返すことが求められる。しかし、それでも対応できない場合もあるだろう。
 たとえば前期対戦にはいなかったFW柿谷曜一朗に関して、ユース時代からその能力の高さを知る植田龍仁朗は「弱点は、ない(笑)」と言い切り、佐藤も「狭いスペースで受けて前を向くのが上手いし、不利の速いシュートでコースを狙ってくる」と話す。しかし柿谷に限らず、レベルの高いプレーヤーが居並ぶチームと対戦できる機会だからこそ、それをどうやって抑えるか、あるいはどうやって上回り、裏をかくか…と楽しみながらプレーできるかも重要。そうした気持ちの余裕は、落ち着いた判断やゴール前での冷静さにもつながる。

 いずれにしても、ここまで重ねてきた41試合の総決算。チーム編成もこのゲームが終われば来季に向けて具体的に動き出すことになるが、大変な状況を共に乗り越えた2016年の熊本というチームが臨む最後の試合を、悔いなく、戦って欲しい。

   

   

Reported by 井芹貴志



広告のごあんない
ニュース 月別アーカイブ 最新のニュース サイト内検索



  • trinita.eye
  • kumamoto football journal
  • オラデジ