〔J2第10節:大分vs.栃木〕レポート:自信も覇気もなく、あっさり敗戦。大きな壁にぶち当たる

  • 明治安田生命J2
  • 第10節
  • 大分
  • 栃木
  • 33分 阪野豊史(栃木)
  • 大分銀行ドーム
  • 2015年4月29日 14:03

 大分の低迷が続く。栃木戦は結果だけでなく内容も散々に終わった。3日前の長崎戦の今季初完封勝利で、低迷を抜け出したかに思われたが闇は深い。

 序盤こそ早いリスタートやSBが加わる積極的な攻撃を披露したが、単調なロングボールを蹴っては守備に回る時間が続く。ボールを追う動きはバラバラで、意思統一がなかった。33分、この試合初めての相手のCK、「今日の試合の入りを見て非常に危ないと思っていた。やられる雰囲気を非常に感じていた」と田坂和昭監督の嫌な予感が的中し、あっけなく先制ゴールを許した。

 失点後のモチベーションの低下や自信の損失を重く受け止めたベンチはすぐに動き、エヴァンドロを投入。選手の配置を変えて得点を狙うが、効果はなかった。連動した動きがなく、ボールを持ってから味方を探す場面が多かった。また、前に向かずに、不要なバックパスなどで攻撃を停滞させることも多々あり、最終ラインでの緩やかなボール回しや短いパスの遅攻ばかりで、相手の守備陣が整ってからアクションを起している印象を受けた。

 失点後からアンカーにポジションを移した松本昌也の言葉が、今のチーム状況のすべてを語っていた。「失点シーンもそうだが集中力が足りなかった。攻撃もチャンスを作れず、そのままズルズルと時間だけが過ぎてしまった。球際も切り替えも徹底できていない。ボールを奪われるシーンが多かったのは準備ができていなかったし、周りの声も出ていなかった。ボールを持ってから考えることが多く、一人ひとりの判断が遅く、受け手のポジショニングも悪かった。ピッチ外でもコミュニケーションが必要」。

 厳しい状況は続きそうだが、数少ない光明である松本昌は、チームが変わると信じている。「もっとフォローにいく動きや(相手の選手と選手の)間で段差を作ってパスを受けることができれば数的有利を作れる。練習ではできているので、それを試合でも表現しなければ」

 約束事、つまり自分たちの戦い方をもう一度確認して、これまでの10試合のようなことを繰り返さないようにすべきだ。

   

   

Reported by 柚野真也



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