〔J2第11節:北九州vs.岐阜〕レポート:耐える前半、動かす後半。辛勝も「北九州らしさ」取り戻す

  • 明治安田生命J2
  • 第11節
  • 北九州
  • 岐阜
  • 49分 渡大生(北九州)
  • 72分 小松塁(北九州)
  • 87分 ヘニキ(岐阜)
  • 本城陸上競技場
  • 2015年5月3日 15:03

 試合前から降り続いた雨でピッチは滑りやすく、風も舞うように吹き荒れた。その芳しくないコンディションから前半はミスが多く特に北九州は全くゲームを作れなかった。長くポゼッションしていたのは岐阜。ミスやジャッジからチャンスを逸する場面もあったが、それでも29分にCKを起点にゴール前で混戦となると岡根直哉が枠を捉えるヘディングシュートを放つ。GK鈴木彩貴に跳ね返されるが、リズムを掴むと、36分には益山司のロングスローからチャンスメイクし水野泰輔がミドルシュート。得点こそ入らなかったものの、岐阜がペースを握った状態で前半を折り返す。

 後半も立ち上がりから攻めたのは岐阜だったが、少ないチャンスをモノにしたのはホームの北九州。柱谷幸一監督が信頼を寄せる右サイドのトライアングルが得点機を創出した。49分、風間宏希のフィードを高い位置で小手川宏基が受けると、オーバーラップした星原健太がクロス。ニアサイドで相手DFに当たってこぼれたところを渡大生が押し込んだ。渡は今季初ゴール。「ザ・渡と言われるような…」と渡自身もはにかむ泥臭いゴールで先制する。さらに72分にはスローインを受けた小松塁が技ありのドリブルで突破。「最初のタッチでゴールのほうに行こうとしたら相手もそっちから来たので、逆にターンした」(小松)。鮮やかにDFを交わし、GKの股をすり抜けるシュートで点差を広げていく。

 ただ試合を通じてボールを持っていたのは岐阜。北九州は2点を入れたあとは引いてしっかりとしたディフェンスブロックを構築するが、岐阜の波状攻撃を浴びてついに87分、ヘニキの低い弾道のミドルシュートが決まって再び1点差。それでも北九州はなんとか踏みとどまって追加失点を防ぎ、2-1で連勝を飾った。

 前半を耐えて後半にゲームを呼び込むという北九州らしい展開にはなったが、「あれだけ90分持たれると、すべてシュートブロックにいけるわけではない」(星原健太)と反省点を残したゲームになった。それでも向かい風の強くコンディションの厳しい後半に試合を動かして白星を挙げたことは、チームにとっては『追い風』になるだろう。次戦以降は大宮、そしてC大阪と強豪が続く。自分たちで作ったいい流れを連戦後半の戦いにつなげていきたい。
 他方、岐阜はボールは保持していたが、連係面のミスが相次いだ。危険なゾーンに入れてのミスではなく、その前の段階でイージーミスが出て自らゲームを難しくしてしまった。「1失点目の時間が早すぎたのかなと。そこからバラバラになったという感じがした」と悔やんだラモス瑠偉監督。ケガによる離脱者を抱えながらも、結果を求めて連戦を戦い続ける。

   

   



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