〔J2第26節:千葉vs.熊本〕アウェイ戦プレビュー:ふたたびの原点回帰で、苦手な千葉からの勝点3を狙う。序盤を制することが1つのカギ。

  • 求められるのは、玉際の争いで負けないことだ
  • 明治安田生命J2
  • 第26節
  • 千葉
  • 熊本
  • フクダ電子アリーナ
  • 2015年7月26日 19:00

 5試合ぶりの黒星を喫した前節から中3日、チームは今節、アウェイ・フクアリに乗り込んで千葉と対戦する。千葉と言えば過去の対戦で1勝4分6敗となかなか勝てておらず、今シーズン前期の対戦でも0−4と大敗した相手。ただ、ここ4試合は2得点4失点で勝ちなし。いくら過去の対戦成績で分が悪くとも、付け入る隙が全くないわけではない。しかしその前提として、まずは前節できなかったことを取り戻し、表現する必要がある。

 それは、「自分たちの最大の売りだし、強み。それあってこその熊本だと思う」と養父雄仁が言う玉際の激しさだ。移動日前日、24日のトレーニングは約1時間半と時間は短めだったが、狭いグリッドでの4対2や、30m×45m程度のピッチで行った5対5のシュートゲームでも選手達はその点を意識していた。「千葉は選手の個の能力が高い。いつも以上に玉際で寄せないと自由にやらせてしまう」と園田拓也は話し、「クロス精度も高いので、ボールウォッチャーにならないように相手を視界にとらえておくことも大事」とつけ加えた。

 前節の東京V戦も、その意識が低かったわけではない。しかし相手の勢いを真っ向から受け、「エネルギーを断ち切ることができず、続けさせてしまった」(小野剛監督)ことで、ひとつひとつの局面においても「1歩が遅く、後手に回った」(同監督・東京V戦後の記者会見コメント)のである。それが結局、セカンドボール争いでも優位に立てない要因のひとつとなった。選手達にいままたその部分の厳しさを求めるのも、「あと50センチにこだわる、それだけで多くのところで解決できることがある」(小野監督)からだ。

 小野監督が口にする「あと50センチ」の意識の重要性は、相手とボールを奪い合う局面に限らない。今節の課題として、「(前節は)クリアしてラインを上げても、相手のセンターバックにまた弾き返されて拾われる場面が多かった。相手を後ろ向きにさせることができるように、ボランチの負担が少なくなるような距離感も意識したい」と、5試合連続で先発出場している1年目の鈴木翔登が話すように、いまボールがどこにあり、味方と自分のポジションがどんな関係にあるのか、身体の向きはどうか、相手の位置関係はどうなっているのか、それらの情報を取り入れ、では何をすべきかという判断を下す際、その50センチを実践できるか否かでプレーの結果は変わってくる。それが流れを変える要因となり、さらに言えば得点や失点も、つまりゲームの結果さえも左右する。

 もう1つのポイントはやはり、ゲームの入りで簡単に相手にペースを渡さない、言い換えれば最初から意識して主導権を「取りに行く」こと。前節対戦した東京Vの富樫剛一監督も、前期の敗戦を受けてそうした部分を強調したことを明かしている。「千葉も立ち上がりから流れを引き寄せようとしてくるチーム。それを上回る勢いを出せるか、あるいはいなすかも勝負になる」と小野監督は言う。

 状況は依然厳しく、連敗を避けたいのは確かだ。しかし結果は戦った末についてくるものであり、トレーニングでフォーカスしたことを1人1人がしっかりとピッチの上で出せれば、前節のように後手に回る場面は少なくできるはず。過去のイメージを払拭するアグレッシブなプレーで、結果を引き寄せたい。

   

   

〔J2第10節:熊本vs.千葉〕レポート:今季最多4失点で最下位に転落。それでもサポーターは歌い続けた。

Reprted by 井芹貴志



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