〔J2第27節:北九州vs.大宮〕プレビュー:迎え撃つは6連勝中の大宮。北九州、暑さ味方に主導権握れるか。

  • 暑さの中で行った7月30日の練習
  • 明治安田生命J2
  • 第27節
  • 北九州
  • 大宮
  • 本城陸上競技場
  • 2015年8月1日 18:00

 首位をひた走る大宮を止められるだろうか。2位や3位以下に対して大きくリードを広げ、来年にはこのステージにはいない可能性もある相手。北九州にとっては上位を目指すエネルギーを得るためにも、あるいはJ1を見越した戦いを頭にインプットする上でも、高い経験値を得る試合になりそうだ。

 とはいえ――。いきなり逆説的な話をすることになってしまうが、未来に繋ぐ経験値を獲得するためには、8人がラインを低くしてしっかり守ってカウンターで1発、というようなトーナメント戦シフトを敷いていては何も得ることはできまい。戦う必要がある。「ガチでやろうと。自分たちがやってきたことをそのまま出す。ただパワーと精度は上げないといけない」。柱谷幸一監督もそう語気を強めた。やってきたサッカーに対する自信はある。正面からぶつかっていき、結果も経験値も積み上げたい。

 大宮はもちろん圧倒的な攻撃力が武器。直近5試合連続で3得点以上をもぎ取り、連勝は6にまで伸びている。個のベースも高く、北九州のサイドバック・星原健太はG大阪ユース時代からプレーしてきた家長昭博を警戒。「家長に預けておけば取られへんというのがある。大宮にとっても大きな選手。アバウトなボールでもキープできる。前線の質が違う」と話し、「球際は厳しく。勇気を持ってラインは上げたい」と意気込みを語った。
 「積極的にびびらずに、ディフェンスだけでなく攻撃(の選手)から守備することが大事」と話したのは前田和哉。指揮官の気迫にも通じるところだが、チーム全体として名前負けせずにどれだけ攻撃的な守備ができるかはゲームの展開をも左右するだろう。特に北九州はセットプレーからの失点が多く、後追いのファールをしたり、判断ミスから安易にCKに逃れると、ピンチを重ねてしまうことにもなる。「びびらずに」という点はチームの共通意識としてトライしたいところだ。

 気がかりは暑さ。北九州は午前中に練習を行っているとはいえ、例えば7月30日の新門司球技場での練習は気温がぐんぐんと上がった。比較的涼しい屋内に置いている温度計が33度近い温度を示しており、屋外は言わずもがな。暑さによる疲労は懸念材料だ。試合当日も日中は35度が予想され、試合開始時間でも30度を下回っていない可能性もある。さらに言えば、いつも風が吹いている本城にも「凪」の時間がある。重なれば暑さは免れない。「いい攻撃ができれば(ボールの)失い方も悪くはない。失い方が悪いと相手に持たされ攻撃されてしまう。無駄なミスは減らさないといけない」と柱谷監督。相手に主導権を握られて走らされる展開にするのではなく、前半から積極的にボールを動かしていけるか。つまりそれは自分たちのサッカーをやるということだが、走り疲れるほどの暑さをホームの利に変えて、大宮に7試合ぶりの土を付けたい。

 8月1日は小倉都心部では「わっしょい百万夏まつり」が始まる。北九州が大宮戦まで着用するサマーユニフォームはこの祭りとコラボしたもの。祭りが最高潮に達する時間帯、本城も歓喜に踊っているだろう。そう信じて、エールを送り続けよう。

   

   

Reported by 上田真之介



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