〔J2第30節:大分vs.C大阪〕レポート:大分は3連敗。最後の質の部分がそのまま力量差となった試合

  • 明治安田生命J2
  • 第30節
  • 大分
  • C大阪
  • 2分 三平和司(大分)
  • 10分 パブロ(C大阪)
  • 28分 田代有三(C大阪)
  • 75分 山口蛍(C大阪)
  • 大分銀行ドーム
  • 2015年8月23日 18:03

 立ち上がりの2分、大分がCKから相手のクリアボールを三平和司が押し込み先制すると、その8分後にC大阪がCKからパブロが頭で合わせ同点とする。C大阪は28分にも関口訓充のCKを田代有三が高い打点のヘディングで逆転ゴールを奪い、75分には山口蛍がCKをダイレクトボレーで合わせて追加点。全てのゴールがCKから生まれた。

「ピッチが固く、グラウンダーのボールがイレギュラーしてパスがつながらなかった」とパウロ・アウトゥオリ監督が振り返ったように、互いにミスが多く、ピッチコンディションに苦慮した。4ゴールが全てセットプレーなのは、そのような影響があったのだろう。

 柳田伸明監督は「相手のキックの質と中に入る選手の高さが、自分たちを上回れた」とセットプレーの質の差を嘆いたが、大分の敗因はミスからセットプレーを与えたことに尽きる。若狭大志は「ピッチの中では簡単にプレーしようと声を掛けていたが、どこかで迷いがあったのかもしれない」とやるべきことを徹底できなかったことを悔やんだ。

 シュート本数では大分が上回ったが、最後の質の部分、選手一人ひとりの力量差が試合を決定付けた。三平が「今日はゆったりプレーしてくるやりやすい相手だっただけに、勝負所で決め切れなかったのが差だったと思う」と話したのは決して強がりではない。ただ、パウロ・アウトゥオリ監督が「況に応じた戦いをしなければいけない。それが強いチームに求められること」と言ったことが全てだ。

 序盤の失点を除けば、C大阪はほぼプラン通りに進められた試合だった。すぐに同点に追い付いてからのゲームコントロールには安定感があり、チームが自信を持って戦っているのが伺えた。攻守のバランスを崩さずにリードを守りながら、焦る大分を上手くいなして、勝利を決定付ける追加点を奪う。盤石の試合内容で、自動昇格圏内まであと勝点3にまで追いつめた。

 一方の大分は泥沼の3連敗。柳田監督は「セットプレー以外のところは、これまでやってきたことはできたし、ズタズタにされたわけではない。積み上げてきたいい部分を伸ばし、修正するところを修正して、リーグ再開に備えたい」と話したが、J2残留圏内までの勝点差はひらいている。「順位を把握して、邪念を捨てて、下位のチームとしての戦い方をしなければいけない」(若狭)のは確かだ。

   

   

Reported by 柚野真也



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