〔J2第34節:福岡vs.東京V〕レポート:昇格争いのライバル対決。緊張感ある好試合、スコアレスドローに

  • 「この勝点1をポジティブにとらえている」と井原監督
  • 明治安田生命J2
  • 第34節
  • 福岡
  • 東京V
  • レベルファイブスタジアム
  • 2015年9月27日 19:04

 試合後の会見で東京Vの冨樫剛一監督が「一つのミスが失点あるいは得点につながるような、集中力を研ぎ澄ました90分間」と、ゲーム内容について表現したが、まさに両チーム集中力が途切れない、緊張感ある好試合だった。

 4位・福岡と5位・東京Vという昇格を争う上位対決となったJ2第34節は、お互いに譲らずスコアレスドローに。2位・磐田が勝利したため、自動昇格ラインとは勝点6差に広がった福岡だが、井原正巳監督は「厳しい試合を予想していたなか、この勝点1をポジティブにとらえている」と前を向いた。

 福岡は3試合ぶりの4バックを採用。これについて井原監督は「(東京Vの)両サイドバックが高い位置を取って、そこからの入れ替わりやコンビネーションで崩してくるのが特徴だったので、そこに対しディフェンス4枚、中盤4枚と同じ形にして、マッチアップのところで粘り強く、コミュニケーションを取ってやろうと話した」と説明。前半は城後寿や酒井宣福が、東京Vの両サイドバックに押し込まれるシーンが多く、厚みのある攻撃へとつなげにくい展開ではあったが、守備の面ではボランチの鈴木惇&末吉隼也を中心に、ブロックを敷いて中央へのボールに対して厳しいチェックを徹底し、東京Vのパスワークを寸断。相手にリズムを作らせなかったという点では、狙い通りの展開に持ち込んだ。

 後半、「(東京Vの)サイドバックを下げる狙いで、思い切って高い位置を取るようにした」と振り返った城後。開始早々から福岡が攻め込むシーンが増え、52分には左サイド亀川諒史のクロスにウェリントンが頭で合わせて先制点のチャンス。これは東京VのGK佐藤優也が好セーブを見せるも、福岡は亀川、中村北斗と両サイドバックの攻撃参加が増え、チャンスが生まれる。

 一方、東京Vも攻守の切り替え速く応戦。81分には右コーナーキックの流れからこぼれ球を澤井直人がシュート。しかしこちらも、福岡のGK中村航輔が好セーブ。

 福岡は74分に酒井から坂田大輔、82分に金森健志から平井将生、88分にウェリントンから中原貴之に、東京Vも62分にブルーノ・コウチーニョから高木善朗、81分に澤井から杉本竜士、アディショナルタイムには安西幸輝から高木大輔と攻撃的なカードを切るも、両チーム無得点のまま試合が終了した。

 井原監督と同じく、試合後のミックスゾーンでは、「価値ある勝点1だった」と福岡の選手たちが口をそろえた。チーム一丸となって目指すJ1自動昇格圏内まで勝点6差。まだまだ逆転できるチャンスは、十分にある。

   

   

〔J2第34節:福岡vs.東京V〕各種コメント・試合前写真

〔J2第34節:福岡vs.東京V〕プレビュー

  • 攻守にアグレッシブで見ごたえあるスコアレスドローに

Reported by 新甫條利子



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