【新戦力チェック】鳥栖:若くして百戦錬磨のSBが加入。今シーズンは23番から目が離せない。

20141225日衝撃的なニュースが発表された。

DF安田理大が、神戸へ完全移籍の内容だった。

2014年シーズン、左サイドを主戦場としアシストなどで数多くの感動を与えてくれた選手の移籍発表である。

特に第33節徳島戦(ポカリスエットスタジアム)の終了間際のゴールは、優勝争いの可能性を残す貴重なゴールだった。

このニュースを聞いたサポーターは、まだ始まらぬ2015年シーズンに不安を覚えたのではないだろうか。

そんな不安を打ち消す選手の加入が、201519日に発表された。

吉田豊(前清水)の完全移籍加入だった。

 

まだ24歳だが、Jリーグ通算168試合の出場経験を持つSBSide Back)である。

カップ戦なども含めると、197試合の修羅場をくぐってきた選手である。

「僕を必要としてくれたことに感謝します。少しでも鳥栖の力になれるように頑張ります」とのコメントに、逆にサポーターが『鳥栖に来てくれたことに感謝する』と思ったに違いない。

 

出身は静岡県だが、プロデビューは甲府だった。

高校時代からその素質は高く評価されていて、U17日本代表にも選ばれた経験を持つ。

余談ではあるが、このU17日本代表で一緒にプレーした水沼宏太や岡本知剛とチームメイトになるということは、鳥栖のチーム強化の方針を垣間見ることができる。

(本題に戻して)甲府に加入してからは、攻撃的な選手としてコンスタンスに試合に出場した。

甲府のJ1昇格に寄与したことの説明は不要だろう。ただ、U22日本代表にも召集されたことは付け加えておく。

2011年甲府のJ2降格が決まったこともあり、複数チームからのオファーの中から清水を選び2012年から3シーズンを主力として戦ってきた。

そして、2015年シーズンの主戦場を鳥栖に移した。

 

彼のプレースタイルの特徴は、運動量と両足を使えることである。90分間、ひたすら上下運動を繰り返すことができるのである。

これは、サイド攻撃を用いる鳥栖にとっては必要不可欠で、鳥栖のSBには求められる必須条件でもある。

そして、両足を使ってクロスをあげることができるのである。

相手陣地深くまで入り込んでのクロスも、切り替えしてのクロスもできるということは、安田理大(現神戸)と同じである。

少々荒削りのところもあるが、鳥栖のセンターには豊田陽平というターゲットがいることでカバーできそうだ。

それに加えて11の強さも持っている。

鳥栖でのデビュー戦となった、118日の大学生とのトレーニングマッチでは、身長で劣る相手にでも負けることはなかった。

196試合の修羅場をくぐっているので、彼にとっては当たり前のことかもしれないが・・・)

彼の持てる力を出し切れば、昨シーズンの左サイドよりも強力になるだろう。

 

気がかりなのは、AFCアジアカップに韓国代表として帯同している金民友との連携である。

開幕戦までは、まだ時間があるので大丈夫とは思うが、金民友が入った攻撃陣はより一層活性化するので、色々な連携パターンを確認せねばならない。

このところも、機会をみてレポートしていきたい。

 

今シーズンの鳥栖は、昨季までの主力選手のほとんどが残った。

逆に言うと、それは相手に手の内を読まれていることにもなる。

昨シーズン以上の結果を残すためには、新加入した選手たちの力をうまく融合させるしかない。

吉田に期待されるものは、彼が感じている以上に大きなものかもしれない。

しかし、彼はそれに答えるだけの力の持ち主でもある。

今シーズンは、23番から目が離せない。


Reported by サカクラゲン


   

   



広告のごあんない
ニュース 月別アーカイブ 最新のニュース サイト内検索



  • trinita.eye
  • kumamoto football journal
  • オラデジ