〔J2第11節:北九州vs.長崎〕レポート:北九州、またしても先制点を守れず。複数得点は光明

  • 明治安田生命J2
  • 第11節
  • 北九州
  • 長崎
  • 10分 風間宏希(北九州)
  • 45分+2 松本大輝(長崎)
  • 59分 オウンゴール(北九州)
  • 64分 永井龍(長崎)
  • 本城陸上競技場
  • 2016年5月3日 14:03

 先制しても追いつかれる――。同じパターンを繰り返した北九州はこれで10戦勝ちなしとなった。2013年に6連敗を含む9戦無勝利を喫しているが、今節でその記録を抜きクラブ史上ワースト2の黒丸と三角の羅列になった。

 朝から暴風警報が発令された悪天候。特に雨が強く落ちてくる中での試合となった。
 前半は北九州が主導してゲームを作る。北九州は押し上げる圧を持った最終ラインを起点にボールを繋ぎ、取られてもセカンドボールに素早く反応する。これがリズムを生んで、10分、小手川のアーリークロスが相手に跳ね返されたところを、風間宏希がミドルシュート。勢いを殺してしっかりとコントロールし、ボールはGKに触られることなく左隅へと吸い込まれた。これで北九州が4試合連続で先制する。

 34分には小松が倒されてPKを獲得。絶好の追加点のチャンスを得るのだが、小松のシュートは無情にもバーの上を超えてゴールならず。これが直接的なきっかけではないが、先制したこともあって北九州は引き気味に。長崎はスタートから5バックに近いブロックを敷いていたため全体的には間延びし、長いボールを送り出す場面が増加する。
 アディショナルタイムに長崎は速攻からFKを得ると、こぼれ球を松本大輝がフリーで振り抜き、同点とした。

 後半に入っても主導権を握ったのは追いついた長崎で、セットプレーや縦への動きから何度となくチャンスを作っていく。北九州はこの猛攻をなんとか耐えると、59分、左サイド深い位置からの石神直哉のクロスがオウンゴールを誘って再び勝ち越しに成功する。
 だが…。長崎も下を向かずに猛攻を続けると、63分に松本がミドルシュートを放ってゴールを脅かし、その直後の64分、岸田翔平のクロスを永井龍が豪快なオーバーヘッドを叩き込んだ。

 試合はこのまま動かずフィニッシュ。ホームで勝点3を目指した北九州だったが、後半に限ればシュート2本と失速し前半に見られたような流動的なパスワークも見られなくなった。下位に沈む2チームの対戦は勝点1を分け合い、北九州は21位のまま。長崎もさらなる追加点は奪えず20位に順位を下げている。

 ただ、北九州にも光明はある。星原が持ち上がって小手川宏基に預け、再び拾って攻め込む場面もあった。本山雅志のチームを鼓舞する働きも勇気を与えたはずだ。それにオウンゴール絡みとはいえ複数得点ができたことも追い風になる。振り返れば9戦にわたって勝てなかったときも攻撃陣がゴールを重ね始めて復活。その後は熊本に7-0、鳥取に3-2などとゴールラッシュで上位との距離を縮めていった。風を掴み、風に乗り、「今度こそ」を今度限りに上を目指そう。

   

   

Reported by 上田真之介



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