〔J1 2nd第1節:福岡vs.浦和〕レポート:PKで先制するも、セットプレー2本で逆転許す

  • 2ndステージ黒星発進となった福岡は、厳しい状況が続く
  • 明治安田生命J1
  • 1st第1節
  • 福岡
  • 浦和
  • 23分 ウェリントン(福岡)
  • 43分 那須大亮(浦和)
  • 64分 興梠慎三(浦和)
  • レベルファイブスタジアム
  • 2016年7月2日 19:05

「残留を目指すチームとして、今日は勝たなくてはいけない試合だった。“惜しかった”で終わらせてはいけない」。五輪代表メンバー入りが発表されたばかりの亀川諒史の表情は、厳しかった。

2ndステージの初戦。レベルファイブスタジアムに1stステージ3位の浦和を迎えた福岡は、1-2と逆転負けを喫した。甲府、湘南も敗れたため、下位3チームの年間順位は変わらず。残留ライン15位(名古屋)との勝点差も「6」のままとなった。

今節、福岡は「(浦和の)ワイドを消しつつ、攻撃にもパワーを持っていけるように」(井原正巳監督)との意図で〔3-5-2〕でスタートした。立ち上がりはディフェンスラインを上げ下げしながら、ボールサイドからブロックを固め、浦和の両ワイドの関根貴大、宇賀神友弥をケアしながら「組織的な守備ができていた」と井原監督。22分には亀川からワンタッチで浦和のディフェンスライン裏へのパスが出て、走り込んだ金森健志がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。これを23分、ウェリントンが決めて先制することに成功した。浦和は金森を倒した槙野智章が退場となり、前半のうちに数的不利な状況となった。

1点をリードした福岡は、ここから約10分間、立て続けにカウンターからチャンスを作り、浦和のゴールに迫った。しかし、ゴールを決めることができない。そして43分、浦和が右サイドでフリーキックを得る。柏木陽介のふわりとしたキックを、那須大亮がヘディングで合わせ、数的不利な浦和がセットプレーで同点に追いついた。

後半、浦和は〔4-4-1〕から〔3-4-2〕に変更。浦和のペトロヴィッチ監督は「福岡には高さがあるので、長いボールを放り込まれて、そのセカンドボールを拾われる展開を避けるために、2トップにして前からプレッシャーをかけ、ロングボールを蹴らせないようにした」と、その意図を説明した。これにハマったと見るのか、意図的に福岡が足元でつないだのか。結果的に福岡は、相手の裏をダイレクトに突くカウンターが減り、サイドを起点に押し込むものの、追加点が奪えない時間が続いた。そして64分に、浦和がリスタートから興梠慎三のゴールで逆転に成功する。

リーグ3試合ぶりの先発出場となった濱田水輝は「守備でもっと前から行けば、相手は蹴るしかなかった。相手の嫌がることができない試合運びの部分が、まだまだだった」と悔やんだが、福岡は後半、確かに後ろで構え過ぎていたため、相手に良いタイミングでパスを回されるだけでなく、守備から攻撃へのパワーが出せなかった。それでも76分に、亀川が左サイドの深い位置までドリブル突破するシーンや、途中出場の邦本宜裕を経由したパスワークなど、打開すしようとする見せ場は作った。後半アディショナルタイムには、右コーナーキックから濱田がヘディングでシュート。そのボールを右ポスト付近で田村友が自身の体ごとゴールに押し込んでついにドローに持ち込んだかと思えたが、ノーゴール。福岡は、先制し、相手が10人になったという「勝たなくてはいけない試合」で、勝点を奪うことができないまま、試合が終了した。

チーム合流から1週間で先発出場した新加入の三門雄大は「もったいない失点だったけど、こういうことが積み重なって降格してしまう。厳しいようだけど、そこをしっかりと伝え、反省して、改善していきたい」と語った。2ndステージは、1stステージ(勝点11)の倍以上は勝点を積み重ねなければ、残留は厳しいだろう。もっと厳しく現実と向き合い、這い上がっていくしかない。

   

   

〔J1 2nd第1節:福岡vs.浦和〕各種コメント・試合前写真

〔J1 2nd第1節:福岡vs.浦和〕プレビュー

Reported by 新甫條利子



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