〔J2第34節:北九州vs.札幌〕レポート:首位を苦しめたドローゲーム。最下位は脱出できず

  • 明治安田生命J2
  • 第34節
  • 北九州
  • 札幌
  • 本城陸上競技場
  • 2016年10月2日 14:03

前節はプレーオフ圏内の京都、そして今節は首位・札幌を相手に2試合連続の無失点。勝点3には手が届かなかったが、守備陣の奮闘が際立った。しかしながら21位金沢も引き分けたことで、チームは最下位からは抜け出せていない。

プレビューで触れた「秘策」。それはロドリゴの先発起用と徹底した背後を突く動きだった。安定してきた守備を後ろ盾に、とにかく得点を目指してゲームに入った。実際に前半の立ち上がりは札幌に押し込まれてしまうが、10分過ぎから小松塁や右サイドから上がった小手川宏基らが裏を狙う動きが増えていく。24分には川島大地が鋭く縦パスを入れ、それに小松が反応。足元に収めきらずゴールには結びつかなかったものの、前節までの試合では不足していたゴールに直結するような動きが出始める。

守備の面では、「相手のストロングポイントを分析し、それを消すようなトレーニングをしてゲームに向かう」(柱谷幸一監督)という狙いがある程度は奏功。クロスは何度も入れられてしまうがセンターバックの西嶋弘之と福田俊介が跳ね返したり、6試合ぶりにリーグ戦のピッチに立った鈴木彩貴が好セーブを連発する。セカンドボールも北九州のほうが拾えていたことで、危険な反復攻撃にもさらされなかった。「90分みんなハードワークして集中してゲームを運べていた」と西嶋もチームを評価する。

ただ、ゴールが生まれなければ降格圏を抜け出す足掛かりは築けない。後半に入ってもゲームの大きな流れとしては札幌が優位に運んでいるが、北九州もチャンスメイク。65分、本山雅志のロングフィードからロドリゴが抜け出してシュートを放つ。しかし枠を捉えきれず、71分には小松がドリブルで切り込み左足で狙うもこれも左に逸れていった。次第に好守の入れ替わりが早い展開になる中、83分、北九州は小手川からのパスを受けた星原健太がペナルティエリア内からシュート。途中出場の原一樹がスクリーンになった一撃は枠を捉える弾道になるも、GKク・ソンユンが立ちはだかった。

札幌も石井謙伍のオーバーヘッドキックがクロスバーを叩いたり、ジュリーニョのミドルシュートがやはりバーに嫌われるなど決定力を欠き、結果的に両チームが勝点1を分け合うことになった。

柱谷幸一監督は「圧倒的な強さで首位にいる札幌にいい内容のゲームができたのは良かった」と話す。自信を付ける試合になったのは間違いないが、ゴールを取らなければ勝点3を得ることはできず、降格圏から脱出することもできない。次節は味の素スタジアムで東京Vと対戦する。自信は自信として持ちながらも、危機感を抱き、ゴールを追いかけたい。

   

   

Reported by 上田真之介(文責)



広告のごあんない
ニュース 月別アーカイブ 最新のニュース サイト内検索



  • trinita.eye
  • kumamoto football journal
  • オラデジ