〔J2第38節:北九州vs.岐阜〕プレビュー:残り5試合に待っていた再びの裏天王山。11人でのハードワークを実らせろ

  • 明治安田生命J2
  • 第38節
  • 北九州
  • 岐阜
  • 本城陸上競技場
  • 2016年10月30日 14:00

 今季のプランの通りにシーズンを運んでいたとしたら、この終盤戦、北九州はプレーオフ圏内の争いをしていたはずだ。よもやここまで「降格圏」「残留争い」などと言葉を並べることになろうとは。今節も「天王山」という言葉の前に、「裏」の付く一戦になる。ただ、自分たちがどんな順位にいようとも勝点3を目指すことに何ら変わりはない。

 この試合でとりわけ重要になるのが先制点だ。喉から手が出るほど勝点3が欲しい両チームにとって、時間帯にもよるが先制したあとは逃げ切りに向けたカードを切ることは容易に想像できる。そうなったときに先制点を許してしまったチームが同点に追いつき、逆転まで持ち込むのは相当に難しいだろう。むしろ攻め急いだ結果、カウンターを食らうことにもなり負のスパイラルに陥ってしまう。

 風間宏希は前節の清水戦を「攻撃に移ったときにゴール前に行く回数が少なかったのと、後半は修正できたがバイタルを締め切れなかった」と省み、特に攻撃面に関してはサポートの質の修正が必要だとした。今節対戦する岐阜は、清水とは全く異なるタイプのチームだが高い位置での攻撃回数を増やすことは重要なテーマになりうる。また、北九州の選手の誰もが警戒する相手FWの攻め残りも厄介。星原健太は「分かって前に残している」と指摘し、レオミネイロやエヴァンドロへの対応を練る。風間の話に繋がるが、サポートが遅くなって簡単にボールを失うと、攻め残りを生かしてカウンターに打って出てくることだろう。強度を保ちながらも繊細な攻撃が求められる。

 もう一つ、試合を左右しそうな要素はこういうことかもしれない。前節の清水戦で、リーグ戦としては5カ月ぶりにピッチに立った大島秀夫は「チームが結束していることが大事。そういう雰囲気を作っていかないといけない」と話した。今年の北九州に関してはこれもまた言い尽くされた言葉になってしまうものの、やはり統一した意識を持つことが重要。それはまだ足りていない部分でもある。星原も「役割を分担せずに11人で攻守にハードワークできたら絶対に北九州のほうが強い」と話す。

 大島はメンタル面で、星原は戦術面での言及だが、いずれにしてもチームが一つの目標を持ち、同じサッカーを全員でやることがカギになる。「こういう状況の試合、金沢、熊本、讃岐にも勝ってきた。それを自信にしてほしい」とは指揮官。文字通りの後がない状況で、チームの一つになる力が試されている。

   

   

Reported by 上田真之介



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