〔J2第4節:福岡vs.熊本〕レポート:福岡が今季初白星。徹底した“熊本対策”が功を奏する

 29日レベルファイブスタジアムで行われたバトル・オブ・九州、アビスパ福岡vs.ロアッソ熊本は1-0で福岡に軍配が上がった。今季初白星となった福岡は勝点3を手にして最下位から19位に浮上。熊本は初黒星となり、勝点5のまま13位に後退した。

  • 明治安田生命J2
  • 第4節
  • 福岡
  • 熊本
  • 47分 濱田水輝(福岡)
  • レベルファイブスタジアム
  • 2015年3月29日 13:06

 アディショナルタイム3分。スタジアムに福岡を後押しする手拍子が鳴り響く。今季初白星まで残りわずか。じっと腕を組んで戦況を見つめる井原正巳監督は、試合終了のホイッスルが鳴ると、喜びを爆発させることもなく冷静に選手やスタッフと握手を交わした。「3連敗の後の初勝利だったので重要な一勝。だけど喜んでばかりもいられず、出遅れた分を取り返さないといけない」と、試合後も表情は引き締まったままだった。

 

 福岡は後半が始まってすぐ47分に、左CKから濱田水輝がヘディングで今季初の先制点を奪った。リードを許した熊本は59分に嶋田慎太郎から巻誠一郎に、72分に常盤聡から平繁龍一に選手を交代し、フォーメーションを〔4-2-3-1〕に変更して前線での支配率を高めようと手を打つ。しかし、今日の熊本は持ち味である前線からのアグレッシブな守備がハマらず、ゴール前にボールを運ぶ機会をほとんど作れなかった。「アビスパはここ3試合と違った形で、かなり徹底したサッカーをしてきた」と話したのは、熊本の小野剛監督。

 〔3-4-3〕で2トップの下に城後寿を配した福岡は、シンプルかつ徹底してFW中原貴之へロングボールを入れ、セカンドボールを狙った。これにより、熊本のストロングポイントである「前線からの切り替えの速さと横パスやバックパスを狙った守備」(井原監督)をさせないことで勝機を見出した。

 

 リズムをつかめなかった熊本のシュート数は前後半で計3本。対する福岡は計14本と熊本を圧倒した。「イメージ通りの守備ができた」と福岡の坂田大輔は振り返ったが、守備を制した福岡がゲームを制する結果となった。

 

 次節は1日に福岡がアウェイで横浜FCと、熊本はホームに徳島ヴォルティスを迎えて行われる。ホーム戦の熊本は「敗戦を引きずらないで、しっかりと自信を持ってピッチに立ちたい」と小野監督。一方、福岡の井原監督は「まだ一つ勝っただけなので、ここから一つひとつ上がっていきたい」と兜の緒を締めた。

 

 

Reported by 新甫條利子

   

   



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