〔J2第12節:熊本vs.大分〕熊本側プレビュー:兆しを確かなものに。したたかに、結果を獲りにいく。

  • 大分戦に向けてトレーニングに臨む(4日@熊本県民総合運動公園サッカー場)
  • 明治安田生命J2
  • 第12節
  • 熊本
  • 大分
  • うまかな・よかなスタジアム
  • 2015年5月6日 16:00

 栃木に乗りこんだ前節、42分に左コーナーキックからDFクォン・ハンジンの加入後初ゴールで先制、さらに後半開始直後の47分に齊藤和樹が自らドリブルで持ち込んでの2点目と、積極的な守備で立ち上がりからペースを握った熊本は、先行する展開に持ち込んだ。しかしその後64分にPKで1点を返され、終了間際の88分にも1点を失って引き分け。連敗は5で止めたが、勝ちきることはできなかった。

 それでも、「やろうとすることは出せた」とキャプテンの園田拓也は言う。その言葉の通り、生命線とも言える前線からのプレッシングと奪ってからの早い攻撃で栃木を押し込むことに成功。この点は選手達にとっても、自信を取り戻すきっかけになった。結果としては引き分けたが、勝点で並んだ岐阜に得失点差で上回り、ひとまず最下位は脱出。今節は勝点差1の20位・大分とホームで対戦する。

 ここまでを振り返れば、5連敗を挟んだ8試合勝ちなしという現状は、第4節・福岡戦での敗戦から始まった。福岡は対照的に、開幕から3連敗で迎えたこの試合に勝って以降、8戦負けなし。大分、北九州と続いたバトル・オブ・九州も連勝を飾り、前々節は磐田、そして前節はC大阪と、昇格候補を撃破して5位まで順位を上げてきた。状況は違えど、身近なライバルに競り勝つことがチームに勢いをもたらし、そうしたなかで結果を出し続けることで、さらに加速度がついていく好例と言えよう。だからこそ今節は、結果にもこだわりたい一戦なのだ。

 ポイントは、前節のピッチで表現できていたこと(具体的には、より高い位置でのアプローチや球際でのバトル、前への推進力を失わずフィニッシュまで持ち込むこと、などだ)を最低限のスタンダードとして、「自分たちの時間を少しでも長くすること」(巻誠一郎)。これは単純にボールを保持する時間を伸ばすという意味ではなく、相手がボールを握っている状況でも、ゲームの流れを自分たちが主体的にコントロールするということ。大分は前節、徳島に先制を許しているが、直後に同点に追いついている。たとえばそうして相手が圧をかけてきた時に、しっかりとコースを切りながら遅らせるなど、「苦しい状況でもいかに声をかけて乗り切れるか」(園田)、「後半の苦しくなる時間帯にどう時間を使うか、どう戦うか」(齊藤)が、したたかに勝点3を勝ち取ること、ひいてはチームとしての自信をさらに深め、ステップアップするうえでも問われることになる。

 お互いに最後の精度に課題を抱えていることに加え、過去の対戦でも決着がついたのは全て1点差と、通算9回目の対戦となる今節も、1点が大きな意味を持つことになりそうなカード。熊本はこの試合から、「RISING③プロジェクト」と題して5月のホームゲーム3試合で3万人を集める企画をスタートさせるが、このプロジェクトを成功させる意味でも、何としてもホーム初勝利をもぎ取りたい。

   

   

〔J2第12節:熊本vs.大分〕各種コメント・試合前写真

〔J2第12節:熊本vs.大分〕レポート

Reported by 井芹貴志



広告のごあんない
ニュース 月別アーカイブ 最新のニュース サイト内検索



  • trinita.eye
  • kumamoto football journal
  • オラデジ