〔J2第27節:熊本vs.栃木〕プレビュー:勝点差2の栃木を迎える一戦。浮上への足がかりをつかめ。

  • 明治安田生命J2
  • 第27節
  • 熊本
  • 栃木
  • うまかな・よかなスタジアム
  • 2015年8月1日 19:00

 前節は齊藤和樹の2ゴールと交代出場した嶋田慎太郎の素晴らしいゴールで千葉をくだした熊本。7月の6試合を振り返れば、3連戦が2度続いたハードな日程にあって3勝2分1敗で勝点11と、積み上げたのは素晴らしい数字である。順位としてはさほど浮上できず、また下にいるチームとの勝点差も広がっていないのだが、一方で中位の背中は見えてきている。勝点差2、順位がひとつ下の栃木を迎える今節はなんとしても勝点3を得て差を広げ、上との差も詰めたい。

「どんな相手と試合をしても苦しい時間はあるが、それを押し返して踏みとどまる、ピッチ内で解決する力はついてきたと思う」と小野剛監督は言う。前節も2点目を奪った後に1点返され、さらに3点目を奪ってからも失点と、決して手放しで喜べる展開ではなかった。それでも、圧を増した千葉の攻撃を凌ぎきったこと、「今までスタートから圧倒されていたが、これを払拭する入り」(小野監督)をして常に先行、価値に結びつけたことはチームとしての成長の証だと言える。選手達に話を聞いても、「やることがはっきり」したこと、「我慢する流れでしっかり我慢」できるようになったことが背景にあるのは確かなようだ。

 それが本当の力になっているのか証明するには、ゲームで結果を出し続けるしかない。栃木との前期対戦では、2点先行する展開から追いつかれる結果となっている。約3ヶ月が経ってチームがどう変わったのか、表現しなくてはならない。
 対する栃木は、阪倉裕二前監督の解任を受け、岐阜でも監督経験を持つ倉田安治新監督を迎えて以降、1勝1分と無敗。勝点差が近く結果次第で順位が入れ替わるとあって、やはり結果が欲しい一戦である。今節はボランチ菅和範が出場停止となるが、阪野豊史と河本明人のFW2人でここまで14ゴールを挙げているほか、前期対戦で2得点を挙げた中美慶哉(中美はこの試合でシュート5本をカウントした)、途中出場でも流れを変えられる杉本真に廣瀬浩二ら、思いきった仕掛けでリズムに変化を付けられる選手がいる。

 熊本としてはできるだけ、こうした特徴を出させないよう、やはり前線からのプレッシングによって、自由にプレーできるスペースや判断するための時間的な余裕を与えないことが必要になろう。前節の失点につながっている部分では、「クロスの対応や、相手がサイドチェンジする時のポジションをしっかり取ること」(クォン・ハンジン)も欠かせない。また、「いい形でゲームを終わらせる力をつけていかないといけない。これを残りのゲームで突き詰めていけば、終わった時に、いい順位にいられると思う」と園田拓也は言う。

 警告の累積による黒木晃平の出場停止で、攻撃の起点となる左サイドの先発には若干の変更が生じることになるが、前後のローテーションと流動性のあるコンビネーションは、組み合わせが変わってもこれまでの蓄積が生かされるはず。それもチーム力の向上を示すことにつながる。
 いよいよシーズンも残り1/3にさしかかる。終盤に向けてさらにアクセルを踏み込めるか、注目の一戦だ。

   

   

〔J2第27節:熊本vs.栃木〕各種コメント・試合前写真

〔J2第27節:熊本vs.栃木〕レポート

Reprted by 井芹貴志



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