〔J1昇格プレーオフ:福岡vs.長崎〕レポート:得意のセットプレーで一撃必殺。福岡がPO決勝へ

  • プレーオフ決勝へ進出した福岡の選手たち
  • J1昇格プレーオフ準決勝
  • 福岡
  • 長崎
  • 48分 ウェリントン(福岡)
  • レベルファイブスタジアム
  • 2015年11月29日 15:35

 29日、レベルファイブスタジアムで行われたJ1昇格プレーオフ準決勝は、福岡と長崎が対戦するバトル・オブ九州に。アウェイゴール裏までぎっしりと詰まったスタジアムには、今季最多1万7129人の両サポーターが集結した。

 福岡はクラブ初のプレーオフ進出。一方、長崎は2年ぶりのプレーオフ。福岡の井原正巳監督は試合前、「高木(琢也)監督は経験豊富な監督だし、プレーオフも2回目。そういう意味では先輩」と話していたが、確かに立ち上がりは、初舞台を踏む福岡の方が硬かった。

 立ち上がりから長崎は、神崎大輔、梶川諒太のコンビネーションで左サイドからの突破を狙う。守備では前線から激しくプレッシャーをかけるだけではなく、福岡のFWウェリントンを髙杉亮太と黒木聖仁でケアしながら、中央を固めてブロックを作り、狙いを持った追い込み方を見せた。
 「アビスパさんの攻撃は大きく2つ。ロングボールを使った縦に速い攻撃と、ウェリントンを起点にしたサイドからのクロス。ウェリントンへの対応も良かったし、クロスを上げさせる位置も、相手が普段、得点できるところではなかった」。高木監督は試合後、福岡対策として準備してきたことは「ほぼ完璧にできた」と頷いた。

 一方、福岡もリーグ戦8連勝の勢いそのままに、GK中村航輔を含めた守備力の高さとFWウェリントンを起点にした攻撃で、堅い守備からの一撃先制点を狙う。13分には高さで勝ったウェリントンが落としたボールに、城後寿がノートラップでシュート。18分にはパスカットからウェリントンを起点に、中原秀人がゴール前に走り込んでチャンスを作る。24分には、左サイドの亀川諒史が敵陣深くまで侵入し、グラウンダーのクロスに、ニアサイドで酒井宣福、ファーサイドで城後が合わせるも、得点には結びつかない。前半は、スコアレスドローで折り返した。

 後半立ち上がりの1分。福岡は末吉隼也の精度の高いクロスからウェリントンがヘディングシュートを打つも、長崎のGK大久保択生が、何とかかき出す。この流れから、2本目の左コーナーキック。福岡のグラウンダーのクロスに、ニアサイドで酒井がコースを変え、裏の密集からウェリントンが待望のゴールを奪う。「練習でやった通りのパターンだった」とウェリントン。キッカーの末吉も「練習でやっていた形なので、触れればゴールになると思った」と冷静に振り返った。

 狙い通りに守れていた長崎だったが「強いチームは、ああいうところで決める」と高木監督。51分にはFWイ・ヨンジェがドリブル突破、55分にも再びイ・ヨンジェが裏に抜けて決定機を迎えるも、長崎はゴールネットを揺らすことができず。2度目のプレーオフも準決勝敗退となった。

 初めてのプレーオフで、リーグ戦の勢いを持続した「いつも通りの戦い」(城後)ができた福岡。城後は試合後に「平常心がいかに大切かということを、あらためて感じた試合だった」と話したが、いつも通りに相手のウィークポイントを分析して準備し、いつも通りに堅い守備から得意のセットプレーで先制し、いつも通りに1点を守り切って、今季14度目の1-0で勝利をつかんだ福岡。

 いざ大阪へ。“平常心”を保てれば、必ず勝てる。J1昇格まで、あと1試合だ。

   

   

〔J1昇格プレーオフ準決勝:福岡vs.長崎〕各種コメント・試合前写真

〔J1昇格プレーオフ準決勝:福岡vs.長崎〕福岡側プレビュー

  • 「リーグ戦と同じような形で試合を進めることができた」と井原監督
  • 「悔しいですが、やり残したことはない」と高木監督

Reported by 新甫條利子



広告のごあんない
ニュース 月別アーカイブ 最新のニュース サイト内検索



  • trinita.eye
  • kumamoto football journal
  • オラデジ